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復讐クエスト1 / LV2 勇者ノリミ 05

last update تاريخ النشر: 2026-03-03 06:00:58

 というわけで建真のご飯を済ませた後、彼がお風呂に入っている間にフリマサイトに登録した。もちろんネクタイを売りさばくためだ。ずっと紙袋の奥底にしまわれていたアイテムの存在なんて、持ち主は忘れているに違いない。それに売ったら証拠隠滅できるし、知らぬ存ぜぬで押し通す。

 建真のものだからこれからの行為は若干犯罪のような気もするけれど、彼からはモラハラ・経済DV・セックスレス・浮気と四重苦も与えられているんだから、そのくらい問題ない気がしてきた。

 生活費くれないのが悪い!

 それにもともと私があげたものだし――と自分勝手な理由をこじつけた。

 早々にフリマアプリでネクタイを売っちゃおう。

(えーっと……フリマアプリ…『なんでも売買屋』かぁ)

 一番上に出てきたフリマアプリをインストールした。SEO対策(「検索エンジン最適化」を意味する、Search Engine Optimizationの略。Googleをはじめとした検索エンジンのランキングで上位
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     「あ…あが…な…なん…で…」 あまりの痛みに彼はまともに喋れない。股間を抑えて涙目でこちらを見上げる丹治さんを私と金さんが見下ろす。「結婚しようドッキリだ! どうだ驚いたか?」 どこからか取り出した”ドッキリ”看板でにこやかに笑う金さん。 やっぱなんでも屋だから、なんでも持っているんだね。すごい。 丹治さんは目を白黒させてさらに涙を零している。「芽衣さんを酷い目に遭わせた罰だ。甘んじて受けたら、これからは大人しく生きて行けよ。あ、俺の店や聖子、特に芽衣さんに手出ししたら地の果てまで追いかけてお前のこと×すからな」 放送禁止用語を交えて威圧し、ぐい、と丹治さんの髪を掴んで顔を無理やり上げさせ、金さんは笑顔だ。「わかったか?」「ひゃ…い…」「報復なんか考えない方が身のためだぞ? お前の臓器全部バラして海外に売り飛ばすこともできるからな」 もしかしたら北都さんより金さんの方が怖いかも…?(汗)「バラすなら任せとけよ♡」 北都さんは素手でモダン部屋のデザイン格子をパンチでいとも簡単に破壊した。それを見て丹治さんはぶるぶると首を振っている。「男に欲情するお前の恥ずかしい動画は俺が預かっているぞ。拡散されたくなかったら大人しくしとけ。いいな?」 丹治さんは涙をぼろぼろこぼしながら、ぶんぶんと頷いた。――モンスター・タンジに10000Pのダメージ!――モンスター・タンジを撃破!(ファンファーレ) あっ。やっつけた! 私なにもしてない(笑) 「私が壊したやつ、弁償しておいてね~♡」 聖子さんは手をひらひらさせ、踵を返した。「さ、帰ろう」 私たちは撃破した丹治さんを置き去りにしてホテルを後にした。「芽衣さん、今日は大吉でオールしようか。元旦那やっつけ記念

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     私たちはしばしこの舞台の広さや夜景の美しさに感動し、ベッドがよく撮影できるポジションを取り、金さんとふたりで待った。 やがて慌てた様子で丹治さんが部屋に入ってきた。まったくお洒落感のないトレーナーとジーンズ姿で、このホテルに似合っていない。――モンスター・タンジが現れた! いよいよ最終決戦んんッ!「待っていたわよ。こちらにいらして」「聖子っ…今日はごめんよ。離婚するからって気を張っていて、疲れちゃったみたいでさ。悪かったよ」「気にしていないわ。私たち、これからでしょう?」 妖艶に微笑む聖子さん。彼の人生の頂点を見た気がした。金さんに売ってもらったクリップ型小型カメラでこの様子はバッチリ撮影よ。金さんも私と同様しっかりとビデオカメラを回している。「聖子ッ、僕もう我慢できないよ…!」 わき目もふらず聖子さんに飛びつく丹治さん。「君を僕のものにしたい! いいかな?」「そのつもりじゃなかったの?」「ああっ、聖子っ」 興奮した丹治さんはアソコを勃起させ、聖子さんのドレスをはぎ取る。美しい赤のドレスが乱れ、聖子さんの妖艶さがさらに増す。「聖子、聖子ぉぉっ」 焦って服を脱ぎ散らかし、露わになった聖子さんの形の良い胸を揉みしだき、しきりに彼女の太ももに自分のモノを擦り付けている。「はっ、丹治さん、もっと触って! ほら、ここ…わたし、もう我慢できないのおっ」「はしたないな、聖子。いいぞ、触ってやる――……ン?」 聖子さんのショーツの中に隠されたふくらみに気が付いた丹治さんは、おやおや? という顔になった。「アラ、どうしたの丹治さん?」 きたきたきたぁ~!  「なんで…聖子…その股下のふくらみは…?」「ああ、これ?」 聖子さんはベッドを降り、こちらに背を向けてショーツを脱ぎ、

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     夜。私は元・義理実家の近所にあるファミレスで待機していた。実は今から金さんが元義母攻略、聖子さんが結婚の挨拶を兼ねて元義理実家へ訪れるという算段。 義父は近所の方の家に麻雀をしに行っているので、ちょうどいない。それは聖子さんが手を回してくれた。聖子さんや金さんのネットワークはいったいどうなっているのだろうか。 スマートフォンで自宅の様子をうかがう。まずは金さんが元義母攻略。『奥様。僕はあなたに運命を感じてしまいました』 甘く囁く金さんに彼女はメロメロ! 目が♡になっていますよ。『でも…僕はあなたにふさわしくありません。あなたには愛する伴侶がいらっしゃる』 夫と別れてあなたと一緒になるわ、と目を輝かせている。まー、気持ち悪いこと。『奥様…』 まるで寸劇。これからの結末を知っているからこそ、めちゃくちゃ笑える。 そこへ聖子さんたちがやってきた。よーし。私も移動っと。 最後の仕上げをするために、ファミレスを出て家に向かう。『お邪魔します』『あらあらなんと綺麗なお嬢さん…』『初めまして。わたくし、阿久尾聖子と申します。この度は丹治さんとお付き合いさせていただくことになりまして。どうぞよろしくお願いいたします』『最高のいい女だろ? 芽衣とは大違いだ。すぐ再婚して幸せな結婚生活を送るつもりだ』『まあまあいいんじゃないの? 聖子さん、前の嫁はぜんぜんダメな女だったけれど、あなたは大丈夫そうね。丹治のこと頼みましたよ』『はい、お任せください』 ここまで動画を見て、スマートフォンを切った。 4人でいるところに私が登場! ピンポーンとインターフォンを鳴らし、持参したお酒を掲げて入場した。「こんばんは」 さあ、最終決戦よ!! ――モンスター・タンジが現れた!――モンスター・ギボが現れた! 私の中で最終決戦のかっこいい曲が流れる。まずは様子見。

  • 復讐クエスト   復讐クエスト4 / LV5 勇者メイ 01

     翌日。丹治さんは早速仕事を半休し、午前中に役所に行って戻ってきた。「気が変わらないうちに書いて欲しい」「そんな…昨日の今日でまだ整理もついていないのに」「でも、早い方がいいだろ」 私もそう思う!「だったら先に慰謝料払ってよ。無一文で追い出されたら私…この先生きていけない。恨んで聖子さんを刺しちゃうかも…」「なんだとっ!」「じゃあ離婚しない。私、ほんとは納得してないもん!」 声を荒げたのでこちらも対抗した。「そうだわ。私が離婚しなければいいのよね!」「それは困るッ! もう聖子を迎えに入れる約束をしたんだ!!」「は? いつ?」「今日」「今日ぉ!? そんなっ…私はどうしたらいいのよ!!」「頼む芽衣! 僕のことを愛しているなら身を引いて別れてくれ!」「そんな…」ウソ泣きをした。「もう、どうにもならないの?」「すまん…」「じゃあせめて慰謝料払ってよ! そうでなきゃやってられないよ! ほんとうは離婚したくないって弁護士のとこ行きたいくらいだから!!」 うわーん、と盛大に泣いてやった。ごめんと謝られながらヤツも涙し、その流れで宥められて一緒に銀行に行き、その場で私の通帳に振り込んでくれた。「これでいいか?」「よくないけど…仕方ないよね。もう、どうにもならないの?」「僕の幸せのために離婚を決意してくれたんだろ? 芽衣は好きに生きたらいいよ。もう止めないから。今までありがとう」 なにこいつ。ほんと自分のことしか考えてない。「わかった…。じゃあ、せめて一緒に届けを出しに行こう。この目で見届けたい」 やっぱやめまーすとか言われた困るもんね。だから私は丹治さんについて行って離婚届けを役所で提出するとこまでしっかり見届けた。――メイはモンスター・タンジと離婚した!

  • 復讐クエスト   復讐クエスト1 / LV5 勇者ノリミ 03

     その日、建真は結局帰ってこなかった。どうなっているのかはわからない。 一人の朝は平和だった。北都さんから連絡が入っていて、今日の夜に大吉で結果報告を受けることになった。 建真がいないと朝が楽。簡単に朝食を済ませ、空いている電車で会社に出勤。あー最高! 毎日こんな生活したい! すっきりいい気分で仕事がはかどった。多分スキルアップしていることだろう。 そして昼休み。改心した晴奈が、証拠をかき集めてくれたものをすぐ渡したいから会って欲しい、と建真との関係した証拠をUSBに収めたものを持って私を訪ねて来てくれたので、会社近くのカフェで落ち合った。

  • 復讐クエスト   復讐クエスト1 / LV2 勇者ノリミ 01

     「復讐クエスト?」 「はい! このアプリでは自分が主人公になり、復讐したいターゲットボスを決め、様々な計画を立てながら遊ぶ新感覚の現代版RPGになります!」「へえ。面白いな。いいじゃん、紀美。その調子で企画進めてよ」「はい!!」 私はさっき思いついた自分の物語を自分で歩むというストーリーをアプリで遊べるようにしてしまおうと、企画書に落とし込み昼休み返上でそれを埋め、諸見里社長に見せに行った。好感触だったので早速もっと企画の落とし込みに入る。  それには一世風靡したRPGたちを参考にしつつ

  • 復讐クエスト   復讐クエスト1 / LV1 勇者ノリミ 04

     翌日。私は浮気者旦那のためにまたせっせと朝食を作っている。結局昨日建真が帰ってきたのは午前零時を大幅に過ぎてからだった。そりゃそうだろう。午後21時に秋葉原で待ち合わせ、そこからタクシーで湯島へ移動、ホテルに入って一戦交えたら午前様は当然だ。  昨日私は誕生日だったのに、建真からはなんのプレゼントもお祝いの言葉さえない。これってもう離婚してよくない?  私、なんでこんな男と一緒に暮らしてるの?  奴隷のように働かされて、浮気までされて、お給料まで没収されて…。もう、ほんとに離婚したい!!!!「はぁ~」 味噌汁飲んでため息をつかれた。私の方をジロジロ見てもう一度盛大なため息。「なん

  • 復讐クエスト   復讐クエスト1 / LV1 勇者ノリミ 03

     建真は時間を気にしている。飲み会は20時半に終わると言った。秋葉原なんかに建真の用事はないはずだ。改札は通るからもしかしたら一緒に帰ろうと思って、ここで待ってくれたのかな…。 嬉しい。建真さえよければデートして帰りたい! 声をかけようと思い建真に近づいたところ、前から綺麗に手入れされた赤茶色のセミロングを揺らした目の大きなかわいらしい女性が建真に手を振り、彼もそれに応えるように嬉しそうな笑顔を見せた。  私は思わず人の波に隠れた。彼らは目の前のふたりの世界に没頭していて私に気付きもしていない。「晴奈。待ったよ!」「建真先輩! 会えて嬉しいです!」「それにしても晴奈、なにも秋葉原

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